三浦日記

音楽ライターの三浦智文が、日記のようにつらつらと書いていくブログ

三浦文学

『竹取物語』のかぐや姫について

『竹取物語』に登場するかぐや姫は、やっぱり未確認生物のたぐいであると思う。もちろんそんなこと、学校の授業では習わない。どこまでも妄想である。かぐや姫は、キラキラと光を放ちながら竹取の翁(おじいさん)を導き、自分の体を切られない位置で、うまい…

文学作品に共感するとき—東北にゆかりのある作家たちに自分を重ねて

筆者は、秋田に生まれ育った。日本海側特有の夏の暑さにも、厳しい冬の寒さにも何とか負ケズ、今日まで何とか生きてきた。今現在はというと、埼玉と東京の県境のところに住んでいる。こちらの方に住んで、もうすぐ4年。つい先日、住民票を移したから、いよい…

村上龍の『限りなく透明に近いブルー』—若者たちのリアリティ

ストーリーの舞台は、ドアーズやローリング・ストーンズに若者たちが酔狂している頃。ゆとり世代の自分にとってみたら遥か前の話だ。その頃の若者は、団塊世代なんていうけれど、今よりもっと芋っぽくて、時間が経って色褪せたセピア色の写真みたいにどこか…