三浦日記

音楽ライターの日記のようなもの

SUMMER SONIC

SUMMER SONICにまつわる紀行文。

THE 1975、ヤバすぎ!Vol. 2——SUMMER SONIC 2022に行ってきた その5

ザ・クロマニヨンズが終わり、急ぎ足でマリンスタジアムに向かう。ちょうどシャトルバスが来ていたので、それに乗りこみ少しでも体力を温存する。バスに乗っている人からは疲れの表情がうかがえる。バスを降りると、外はもう暗くなっていた。ライトスタンド…

King Gnuかザ・クロマニヨンズか——SUMMER SONIC 2022に行ってきた その4

タイムテーブルというのは時に無慈悲である。SUMMER SONIC 2022 1日目は、King Gnuとザ・クロマニヨンズの出演時間がおおむね重なっていたのである。今を時めく脂の乗ったKing Gnuか、はたまたロックンロールの金字塔クロマニヨンズか――。この選択は当日の午…

わが青春、ALL TIME LOW——SUMMER SONIC 2022に行ってきた その3

しばらくMARINE STAGEで"無"の状態になる。ライブの爆音を聴き続けていると、耳が疲れてしまうから、意識的にこういう時間を設けることにしている。ALL TIME LOWを観に再び幕張メッセへと足を運ぶ。13時前、飲食店ブースは行列でごった返していたので、昼食…

女性アーティストたちの躍動——SUMMER SONIC 2022に行ってきた その2

幕張メッセの会場内は、開演前から多くの人でにぎわっていた。SONIC STAGEから聴こえてきたサウンドチェックの音が良かったので、最初は、カメレオン・ライム・ウーピーパイを観ることにした。女性ボーカルに、ベースとDJという構成のユニットだった。ベース…

サマソニへのエントランス——SUMMER SONIC 2022に行ってきた その1

ついに、3年ぶりにこの日がやってきた。待ちに待った、SUMER SONIC 2022 1日目の当日である。イベントを前に、久しぶりに「純な高揚感」が沸き上がってきた。「純な高揚感」とは、小学生の頃の運動会だとか、修学旅行だとかそういったものに近い感覚である。…

B'zはモンスターバンドだけれども——SUMMER SONIC 2019に行ってきた その5

こんなブログを見つけた。言わんこっちゃあない。"ピンヘッド三浦"というなんとも馬鹿げた人間がやっているブログである。ここではサマソニに出演するのB'zとニューアルバムについて、高らかに書き連ねられている。当時の筆者はよっぽど高揚していたというこ…

The 1975、ヤバすぎ!——SUMMER SONIC 2019 に行ってきた その4

間違いなくこの日のベストアクトだったのはThe 1975。彼らのパフォーマンスくらいからどんよりとした雲がサーッとはけてきて、あれだけ蒸し暑かった会場には心地のよい風が吹き始めていた。前アクトのWeezerで揉みくちゃになった反省を生かして、アリーナ後…

揉みくちゃでWeezer――SUMMER SONIC 2019 に行ってきた その3

なにやら欽ちゃんの仮想大賞みたいなタイトルになってしまった。18番、揉みくちゃでWeezer――普通にありそうではないか。そんなことはさておいて、Weezerはアリーナ席のかなり前の方で観ることができた。前のYUKIから戻ってくる客の勢いを利用して前へ前へと…

B'zファンとYUKI——SUMMER SONIC 2019に行ってきた その2

SUMMER SONICはMARINE STAGEのスタンド席でだらだらと観ていたが、YUKIおよびWeezer以降のアクトを少しでもいいポジションで観るべく、WANIMAが終わった転換作業のときグラウンド上(アリーナ席)に降り立った。午後3時を回ってもなお、人が密集しているからだ…

強風と後悔の球場で——SUMMER SONIC 2019 に行ってきた その1

SUMMER SONIC 2019の1日目に行ってきた。台風10号の影響とマリンスタジアム特有の浜風との相乗効果によって、この日の会場はとんでもないくらいに風が強かった。割と冗談抜きにして、外野フライがキャッチャーフライになるくらいの風じゃなかったかと思う。…