三浦日記

音楽ライターの日記のようなもの

ほぼ日刊ベースボール

昭和の男、村田兆治

元プロ野球選手の村田兆治が亡くなった。村田兆治と言えば「マサカリ投法」とよばれる、足を高く上げ右足をぐっと沈み込ませる独特なフォームで、200勝を達成した大投手である。平成生まれの筆者は、その現役時代のことは知らないが、YouTubeで投球動画なん…

【ほぼ日刊ベースボール14】東京ヤクルトスワローズ、交流戦での"覚醒"、そして"勝負強さ"

東京ヤクルトスワローズの快進撃が止まらない。開幕直前、軒並み最下位と予想していた野球評論家を安堵させるかのように、最下位に鎮座し続けていたスワローズ。しかしながら交流戦に入ってからというもの、5月30日のロッテ戦での勝利を皮切りに7連勝。そし…

【ほぼ日刊ベースボール13】背番号の"ブランド力"について (背番号の持つ意味 Part2)

背番号の持つ意味について「背番号の持つ意味 Part1」では選手名を具体的に挙げながら、その意味についてつらつらと書いていきました。で、今回も例によってそれをやろうと意気込んでみたものの、いつしかそんな作業は途方もないことだということに気が付い…

【ほぼ日刊ベースボール12】大谷世代にとってのイチローの存在について

現地時間4日、イチローと大谷は遂に対面を果たした。数々の歴史を築き上げてきたレジェンドイチローを前にして、大柄な大谷は何だか小さく見えた―。"大谷世代"と言えば1994年生まれのスポーツ選手を指す言葉であるが、彼らが産声を上げた頃イチローはオリッ…

野球観戦の楽しみ方について―広島×ヤクルト戦でのいざこざに思う

野球観戦の楽しみ方とはどうあるべきなのか。 それを考えさせられたのは昨年の9月1日、神宮球場で行われた広島カープ対東京ヤクルト戦である。試合は3対2で広島の勝利。ヤクルトファンとしては悔しい限りだった。だが、今回の問題は選手側ではなく、観客側に…

【ほぼ日刊ベースボール10】松坂大輔の日本球界12年ぶりの勝利に寄せて

松坂大輔が、12年ぶりに勝利を飾った―。 遡ること12年前の2006年、当時の松坂は西武ライオンズのみならず、球界の絶対的エースとして君臨していた。その年の3月に行われた、第1回WBCでは日の丸を背負い、MVPを獲得。その勢いのまま迎えたシーズン、松坂はキ…

【ほぼ日刊ベースボール9】イチローの今後の去就について思うこと

今日付けのYahoo!ニュースでこんな記事が出た。 headlines.yahoo.co.jp まだ決定したわけではないが、シアトル・タイムズ紙のコラムでは「みんなが彼を愛している。だがマリナーズがイチローを手放す時が来た」という見出しの記事が掲載されたようだ。また、…

【ほぼ日刊ベースボール8】巨人×ヤクルトの"TOKYOシリーズ"観戦録 (2018.4.8)

東京ヤクルトスワローズと読売巨人軍が神宮球場や東京ドームで試合を行うことは、"TOKYOシリーズ"と呼ばれているが、このカードは近年では気合が入れられた催し物がされる。今年は「TOKYOシリーズ × 野球 × 歌舞伎」。回の途中に設けられるコーナーでは、つ…

【ほぼ日刊ベースボール7】明治神宮野球場観戦録 (2018.3.16)

今年初の神宮球場での野球観戦。試合はヤクルトスワローズ対広島カープのオープン戦。天気の方はあいにくの雨。つくづくドーム球場が本拠地のファンはうらやましいと思ってしまう。そこそこの雨がぱらつく中、近くのコンビニで酒とつまみを買っていざ球場へ…

【ほぼ日刊ベースボール6】負けることの美しさについて

負けることの美しさ、それを一番感じたのは2006年のパシフィック・リーグのプレーオフ第2戦、日本ハムの本拠地札幌ドームで行われたソフトバンクと日本ハムの試合だ。 第1戦に負け、後がなくなったソフトバンクは当時の絶対的エース斉藤和巳をマウンドに送る…

【ほぼ日刊ベースボール5】青木宣親という男―ヤクルトスワローズ復帰に寄せて

青木宣親という男が世間から脚光を浴びるようになったのは2005年。というのも、青木はその年に大卒2年目でイチロー以来のシーズン200安打を達成したのだった。この年以降、青木はレギュラーに定着し、ヤクルトスワローズの看板選手としてチームを引っ張って…

【ほぼ日刊ベースボール4】日本の"女子"プロ野球について

日本における女子プロ野球の歴史は、1950年にまで遡る。「東京ブルーバード」に始まり、「レッドソックス」、「パールス」、「ホーマー」の4チームが発足し日刊スポーツ社の後援で1950年に「日本女子野球連盟」を結成した。しかしながら、連盟において「ショ…

【ほぼ日刊ベースボール3】プロ野球にみる「世間」

松井秀喜は日本のプロ野球チームであるジャイアンツから、フリーエージェントでアメリカのメジャーリーグに移籍するのが決まったとき、その会見で、 「"個人的"な、メジャーに行ってプレーしたいという気持ちが、最後まで消えなかった。チーム、チームメイト…

【ほぼ日刊ベースボール2】背番号の持つ意味 Part1

背番号というのは、選手を区別するために着けられたというのがその発祥とされている。少年野球とかアマチュア野球では、守備番号がそのまま背番号に用いられるケースがほとんどであるが、プロ野球の世界において、単純に守備番号でつけられるケースは稀であ…

【ほぼ日刊ベースボール1】ヤクルトスワローズのファンになったきっかけ

ヤクルトスワローズのファンになったのは今から13年前のこと。地元の秋田でプロ野球の試合が開催されることになり、野球に興味を持ち始めていた自分は父親に連れられ、球場に赴いた。スワローズファンになったきっかけは、たまたまスワローズ側で試合を観て…