三浦日記

音楽ライターの日記のようなもの

2017-12-01から1ヶ月間の記事一覧

12月の雨の日 / はっぴいえんど

この曲が作られた1969年というのは、安保闘争や東大安田講堂事件なんかにみられる「反体制」の混沌とした時流に乗せて、フォークとロックがそれぞれのジャンルで世間と対峙する、そんな時期だった。ロックというジャンルにおいても今とは別の混沌を極め、ち…

また逢う日まで / 尾崎紀世彦

レコード大賞かなんかの授賞式で「また逢う日まで」を歌った映像を観たことがあるが、その時の尾崎の歌唱というのはダイナミックなホーン隊の演奏に全く負けない割れんばかりの声量で、画面越しでも圧倒された。冬の寒い日に、突如として太陽の日差しが差し…

【みうらのクッキング1】料理にかかる時間

1人暮らしを始めた当初は、料理をするのにやたらと時間がかかっていた。なんで時間がかかっていたんだろうと思い返してみれば、それは1つのことしかやっていないからだった。というのも、そのとき取り掛かっている料理にしか専念せずに、片づけとか、次の料…

Ride on shooting star / the pillows

the pillowsを知ったのは、ボーカルの山中さわおがラジオパーソナリティーを務める『the pillows POISON ROCK 'N' ROLL』という番組が、自分がいつもラジオを聴いている時間にちょうど流れてきたのがきっかけだ。 この番組を初めて聴いたときは、MCの声が若…

【ほぼ日刊ベースボール2】背番号の持つ意味 Part1

背番号というのは、選手を区別するために着けられたというのがその発祥とされている。少年野球とかアマチュア野球では、守備番号がそのまま背番号に用いられるケースがほとんどであるが、プロ野球の世界において、単純に守備番号でつけられるケースは稀であ…

RAINBOW / エレファントカシマシ

ボーカルの宮本浩次が2012年に急性難聴を患ってから(現在は完治)のエレファントカシマシは、大きな変化を遂げたと言っていい。というのも宮本は病気以降、その歌声が大きく変化した。病気以前、特に病気の直前はCD音源でも声が不調だなとか、ライブの終盤で…

ミス・パラレルワールド / 相対性理論

このバンドを知ったのは、意外と前のこと。当時フジテレビの人気番組だった『SMAP×SMAP』のとあるミニコーナーの挿入曲で「LOVEずっきゅん」が使われいたのがきっかけ。調べてみればどんなコーナーだったのかはすぐに出てくるはず。国民的アイドルが出演する…

【ほぼ日刊ベースボール1】ヤクルトスワローズのファンになったきっかけ

ヤクルトスワローズのファンになったのは今から13年前のこと。地元の秋田でプロ野球の試合が開催されることになり、野球に興味を持ち始めていた自分は父親に連れられ、球場に赴いた。スワローズファンになったきっかけは、たまたまスワローズ側で試合を観て…

MISERY [remix version] / hide

hideのソロとして2枚目のアルバム『PSYENCE』に収録されている曲。1枚目の『HIDE YOUR FACE』の時はゴシックでダークなメイクで、こてこての90年代初頭のヴィジュアル系っぽさが残っていたが(ヴィジュアル系生みの親にそんなことをいうのは失礼極まりないが……

パラレル・ラブ / 井上陽水奥田民生

2007年に井上陽水奥田民生がリリースした彼らの2枚目のアルバム、『ダブルドライブ』に収録されている曲。 「井上陽水奥田民生」の異色ともいえるユニットが生まれた経緯というのは、奥田がプロデュースしている、PUFFYでの共作がきっかけである。どちらか一…