三浦日記

音楽ライターの日記のようなもの

2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

マジックアワー、そして丘の上のネブシェヒル

ネブシェヒルはトルコのほぼ真ん中に位置していて、約30万人がそこで生活している。行政区画で言えば県という位置づけになる。南東に位置する世界遺産のギョレメ国立公園およびカッパドキアの岩石遺跡群(Göreme Milli Parklar ve Kappadokya)は何よりも重要…

テラスのハチにはご用心【トルコ滞在記】

トルコのほぼ中心に位置するネブシェヒル。ここは標高が高く、山に囲まれているため、朝夕は真夏でも涼しく過ごしやすい。雨が少ない気候で湿度は低く、体感温度は20~25℃くらい。時より心地の良いカラッとした風が吹いてくる。その頃の日本といえば熱中症に…

悶絶!地獄の腹痛記録4日間

事の発端は腹痛発症前日の深夜だった。同じ部屋の友達に呼ばれてロビーへ行ってみると、市場で買ってきたというブドウとビワらしき物が皿に盛られている。そこにはホテルの従業員の人達も一緒にいて、なんとも賑やかな感じになっていた。盛られているブドウ…

パキスタンの部屋友達【トルコ滞在記】

サマースクールでは1人ではなく必ず2人が、一緒の部屋で生活するということになっていた。自分はパキスタンの人と同じ部屋になった。名前はジュネイド、31歳。彫の深い顔にひげを蓄えた、あまりにも精悍すぎる顔立ちはいかにも中東のイケメンといった感じ。…

渡航前から一生分の運を使い果たした話【トルコ滞在記】

ある奇跡的な話をしたい。 7月14日の22時半、満を持してトルコに飛び立つ予定だった。だが、用事が押しに押して21時40分、出発の45分前に空港に到着した。この時点で筆者の身に何が起こったのか察しがつく人はいるかもしれない―。チェックインカウンターには…

プロローグ―語学と無縁の人間がなぜトルコに行くことになってしまったのか【トルコ滞在記】

7月中旬から8月中旬までの約1か月間、トルコに行ってきた。旅行なんかではなく、トルコ大使館文化部の「ユヌス・エムレ インスティテュート(Yunus Emre Enstitüsü)」という財団法人が主催するサマースクールがあって、それに参加したのだった。これは留学と…