三浦日記

音楽ライターの日記のようなもの

2018-05-20から1日間の記事一覧

港町の風景、そして路地裏の生活感―スピッツの『インディゴ地平線』レビュー

スピッツの7thアルバム『インディゴ地平線』(1996)には、現代において失われつつあるひっそりと生活が根付いているような風景がそのまま"音"として表現された感じがある。 「花泥棒」は、細い路地裏を抜けると突如現れてくる、煤けた壁の色と花の鮮やさがコ…