三浦日記

音楽ライターの三浦智文が、日記のようにつらつらと書いていくブログ

6月12日の宮本浩次〈ソロ初ライヴ!宮本、弾き語り〉に寄せて

 宮本のソロ活動がついに本格的に始動した。その皮切りとなるのが、今月6月12日に行われるソロライヴ〈ソロ初ライヴ!宮本、弾き語り〉だ。そして、その会場に選ばれたのはなんと、LIQUIDROOMキャパシティーは約900人程度と、需要と供給が日比谷野音でのライヴ(こちらもファンクラブ会員でも入手は困難を極める)以上にあっていない気がするが、はたして倍率はどれほどだったのか、気になるところではある。

 

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 さて、宮本の近年の弾き語り形式のライヴといえば、2012年の活動休止直前の日比谷野音でのライヴ、さらには2017年のフェス〈オハラ☆ブレイク '17〉が記憶に新しい。ただ、その当時にはバックボーンに"エレファントカシマシ"という存在がいて、あくまでもそこに属する"宮本浩次"という人間という図式があった。だが今回は、純粋な"ソロ"活動。バックボーンにはバンドメンバーがいないし、本当に一人だけの弾き語りライヴなのである。

 

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 そしてこのライヴ、何といっても全くもって予測できない。それは、「奇想天外な演出に、予測不能なアクション」などと銘打った安っぽいコピーなどのようなものではなく、本当に予測ができない。たとえば、その尺はどのくらいか。エレファントカシマシの時のように2時間半近く歌いっぱなしなのだろうか。あるいは1時間くらいでさらっとまとめてしまうのか。キーボードやアコースティックギター等のサポートメンバーの有無、こちらも気になるところである。2012年の日比谷野音の弾き語りの時は、一部でサポートにキーボードの蔦谷好位置が入り、〈オハラ☆ブレイク '17〉では完全なる"独壇場"だったが、今回はどちらの形をとるのか。そして一番わからないのは、そのセットリストである。

 

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 今年リリースされた楽曲は、小林武史によるプロデュース楽曲の「冬の花」、Softbankのタイアップ・ソング「解き放て、我らが新時代」、そしてこちらも月桂冠のCM曲の「going my way」。さらに、プロデュース曲を含めると、俳優の高橋一生に提供した「きみに会いたい-Dance with you-」があるが、これらの4曲はやるとして、残りの曲数をどう埋めるのか。エレファントカシマシの楽曲を、弾き語りバージョンで演奏するのだろうか。はたまた歌謡曲や、日本のポップスやロックをカバーするのだろうか。筆者的には、後者の方が気になるところである。というのも以前、『もしもエレカシがカバーアルバムを出したら』という記事を書いたことがあって(下リンクをぜひともご参照)、そこで妄想に妄想を重ねた"カバーアルバム"なるものを考え、その実現に思いをはせていたからである。いやはや、夢物語のようなことが、現実に一歩近づいたではないか―。当時の自分にそう言っておきたい。

 

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 デビュー30年を過ぎた初挑戦。前情報や、前例、一切なし。何が起こるかは当日会場に行ってみなければ分からない、こうして予想することすらままならない。宮本は、そんな未知の領域に対して、30年培ってきた彼のキャリアから生まれる、"予定調和"なるものをすら壊し、予想の斜め下からグーンと突き上げていくような混沌としたものを生み出して応えてくれるはずだ。ライブレポートは、後日、再び上げる予定。乞うご期待ください。