三浦日記

音楽ライターの日記のようなもの

洋楽

Something Human / MUSE (和訳・解説)

My circuits have blownI know it's self-imposedAnd all I have shared, and all I have lovedIs all I'll ever ownBut something has changedI feel so aliveMy life just blew up, I'd give it all upI'll depressurizeOh, oh, oh, ten thousand miles le…

"フラット"に音楽を聴くことについて―大御所メジャー・バンド3組の新作に思う

2018年のベスト・アルバム以外にも、こんな感じでこの年の音楽を聴くことができるのではないかと思って書いたのが、この記事です。2018年にリリースされたアルバムを3枚選んで、そこから共通項みたいなものを見出そうというものです。とはいえやはり、同じア…

三浦的2018年ベスト・アルバム5選―洋楽編

xxxtomo1128xxx.hatenablog.com Paul McCartney - Egypt Station 今作はポール・マッカートニーの曲を聴くときのワクワク感、高揚感みたいなものが近年の彼の作品の中でも突出して強い感じがする。前作の『NEW』でも、それが感じられたが、はるかに上回って…

三浦的2018年ベスト・アルバム5選―洋楽編 (まえがき)

2018年は、各種音楽メディアのベストアルバムを見てみると、女性アーティストやラップの興隆が目まぐるしい結果となっています。Twitterで流れてきた2018年の「アメリカ Apple Music 年間トップ100」の画像(確証はありませんが)でも、ラップが75%、R&Bが12…

皆がオアシスの帰りを待っている―リアム・ギャラガー 武道館来日公演 ライブレポート

皆がオアシスの帰りを待っている。自分もそのうちの1人だ。2009年、フジロックに出演した彼らの映像を見て衝撃を受けてからというもの、当時中学生だった筆者はたちまち虜になった。しかしながら、その年の12月に突然起こった兄ノエルの脱退、そしてバンドの…

大御所パンクバンドによる"大人のやんちゃ"―GREEN DAY『Revolution Radio』レビュー

Green Dayのキャリア12枚目となるアルバム『Revolution Radio』(2016)。2018年現在、バンドは結成30年を迎えようとしている。本作ではそんな彼らが培ってきたキャリアの重みと、更なる可能性を感じさせるようなアルバムとなった。 "若さ"と"才能"を剥き出し…

初期衝動からの"第2の爆発"―MUSEの2ndアルバム『Origin of Symmetry』レビュー

若さと勢いそのままの、まさに初期衝動と言わんばかりの1stアルバム『Showbiz』(1999)。2ndアルバム『Origin of Symmetry』(2001)では、それに匹敵する位の"第2の爆発"が起こっている。爆発力はさらに凄みを増し、荒く削りだされた原石には、磨きがかかり、…

ビリー・ジョーのソロプロジェクト、"The Longshot"のデビュー作『Love Is For Losers』レビュー

Green Dayのビリー・ジョーによる新プロジェクト、The Longshotのアルバム『Love Is For Losers』が4月20日リリースされた。このアルバムはパッと聴いた限り、「なんだGreen Dayと変わらないじゃないか」、なんて風に思ってしまう人がいるかもしれない。 で…

海外アーティストの来日公演あるある

海外アーティストの来日公演あるある。それは「公演地を叫び、観客を煽りがち」であるということだ。地名を叫んでくれることによって、観客とアーティストとの距離は一気に縮まり、会場全体に一体感が生まれる。しかしながら、日本において海外アーティスト…

21st Century Breakdown / Green Day (和訳・解説)

[Part I]Born into Nixon, I was raised in hellA welfare child where the teamsters dwelledThe last one born and the first one to runMy town was blind from refinery sunニクソン政権下に生まれ、俺は"地獄"のような場所で育ったトラックの運転手たち…

世界最高水準のエンターテイメント——ブルーノ・マーズ 24K MAGIC WORLD TOUR 2018 ライブレポート

来日公演2日目の4月12日、会場のさいたまスーパーアリーナは超満員。開演時間が過ぎ、会場が暗転する。しばらくすると、オープニングの曲が始まる。スクリーンには歌に合わせて、歌詞が映し出された。Bruno Marsは登場してすらいないのに、それだけで会場の…

ブルーノ・マーズ来日公演2日目に行ってきた

ブルーノ・マーズ、圧倒しかされなかった。世界的なアーティストが同じ空間にいる。その時点ですでに圧倒されてしまっていたのだが、彼の歌を聴いた瞬間、今まで聴いてきたものとは"別次元"のものがこの身を襲ってきた―。 彼の音楽はとにかくジャンルの幅が…

Aftermath / MUSE (和訳・解説)

※()内は直訳的な意味。 〈War is all around, 戦争はあらゆる場所で起こっている I'm growing tired of fighting 私は戦う事に疲れ果ててしまった I've been drained and I can't hide it 私はそれを誤魔化せないくらいに衰弱してしまった (私は衰弱し、それ…

Revolt / MUSE (和訳・解説)

※()内は直訳的な意味。 〈How did we get in so much trouble? 一体どれくらいの困難を我々は抱えたのだろうか (どのようにして我々はこんなにも問題を抱えたのだろうか) Getting out just seems impossible その困難からはどうやら逃れられないようだ (出て…

JFK + Defector / MUSE (和訳・解説)

[JFK] 〈For we are opposed around the world by a monolithic and ruthless conspiracy That relies primarily on covert means for expanding its sphere of influence On infiltration instead of invasion On subversion instead of elections On intim…

MUSE来日公演によせて (後編)

xxxtomo1128xxx.hatenablog.com 今回の来日公演はニューアルバムを引っ提げたツアーの一環でやるようなライブではない。自分たちのやりたい曲をやるという、いわば現時点の彼らのキャリアにおける総集編的なライブだった。そのため、初めてMuseのライブを観…

MUSE来日公演によせて (前編)

昨年の11月上旬、Museをこよなく愛する友人から突然電話が掛かってきた。それは、彼らの来日公演のチケットが手に入ったから観に行かないかという内容だった。しかもその席は結構いい席だという。これは行くしかない、2つ返事でいくことに決めた。だが、彼は…