三浦日記

音楽ライターの日記のようなもの

2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

世の中に溢れる音楽

世の中は音楽で溢れている。帰り道、パチンコ屋からはドアが開閉する度に色んな音楽が混ざったのが漏れ聴こえてくる。途中立ち寄った店でも陽気なBGMが流れている。店を出ると、今度は防災無線から児童の帰宅を促すチャイムが流れ、「今日の思い出を大切に」…

エレカシの日比谷野音 2018 ライブレポート―全身全霊"魂の叫び"、獅子奮迅の男に垣間見えた"疲労感"

29年連続となったエレカシの日比谷野音ライブは雨だった。今年は外でその演奏を聴くことになったが、雨にもかかわらず日比谷公園は大勢の"外聴き"のファンで溢れかえった―。例年、外で聴くときは決まって公園内にあるフードコートの近くにあるスペースの方へ…

エレカシの"伏線回収的"2曲―「自由」と「シグナル」について

エレカシの23thアルバム『Wake Up』(2018)の7曲目の「自由」を聴いていたとき突然、ある物語の伏線が回収されたかのような感覚を覚えた。というのも「自由」と、「シグナル」『町を見下ろす丘』(2006)の世界観が重なったからだ―。 「シグナル」の歌詞に登場…

エレカシ『Wake Up』デラックス盤のLIVE CDに感じる"違和感"

エレカシの23thアルバム『Wake Up』のデラックス盤には2017年、47都道府県を回ったツアー〈30th ANNIVERSARY TOUR “THE FIGHTING MAN” TOUR〉の富山オーバード・ホールで行われたライブのCD音源が同封されている。エレカシの30周年ライブといえば、2017年3月…

【ほぼ日刊ベースボール14】東京ヤクルトスワローズ、交流戦での"覚醒"、そして"勝負強さ"

東京ヤクルトスワローズの快進撃が止まらない。開幕直前、軒並み最下位と予想していた野球評論家を安堵させるかのように、最下位に鎮座し続けていたスワローズ。しかしながら交流戦に入ってからというもの、5月30日のロッテ戦での勝利を皮切りに7連勝。そし…

デビュー30年目の"覚醒"——エレファントカシマシ23thアルバム『Wake Up』レビュー

今から30年前、エレファントカシマシは『THE ELEPHANT KASHIMASHI』で"衝撃の"デビューを飾る。そして20年前には『愛と夢』でラブソングを歌い、10年前には『STARTING OVER』で再び世間から脚光を浴びる。そしてデビューから30年目となる2018年、『Wake Up』…