三浦日記

音楽ライターの三浦智文が、日記のようにつらつらと書いていくブログ

後輩に宛てた文を、ブログへ―The Beatlesについての雑な解説

先日、大学の後輩から、映画『イエスタディ』を観ました!という連絡がきた。そしてメッセージは、"自分は洋楽に疎いのでThe Beatlesについて、教えてほしい、あとOasisも聴いてます!"と続く。いやいや、そんな。そんな自分はThe Beatlesを語れるほどは… と…

今の社会が生み出して"しまった"、ダンス・ミュージック―Green Day「Father Of All...」和訳&レビュー

[Verse 1] I woke up to a message of loveChoking up on the smoke from aboveI’m obsessed with the poison and usWhat a mess? 'Cause there’s no one to trust 俺は愛のメッセージに気がついた上の方で燻ってる煙で息がつまる毒と俺ら自身に憑りつかれて…

日常の呟き―エレカシ全作レビュ―Ⅻ『ライフ』

緊張と緩和は、エレファントカシマシのキャリアにおいて度々繰り返される一つのサイクルであるといえるだろう。2ndの『THE ELEPHANT KASHIMASHI Ⅱ』のあとに見せた、『浮世の夢』でのクラシック・ロックが内包されたポップ・サウンドアルバム。そして今回は…

東京インダストリアル―エレカシ全作レビューⅪ『good morning』

"エレファントカシマシ11枚目となった『good morning』はインダストリアルである"。これはもはや、この作品を語るうえで欠かせない、常套句のような言葉である。 インダストリアル(industrial)という言葉は一般的に、"工業"のという原義的な意味であるが、音…

土着性のない、シンガポールの音楽の可能性

シンガポールのロック/ポップのシーンは個性的だ。というのも、欧米人が思い浮かべるオリエンタルな"アジアっぽさ"のようなものが、楽曲から全くといっていいほど感じられないからだ。近隣諸国と繋がるというよりは、アジアを飛び越えいきなり欧米に行ってい…